023 系統図法

 デザイン目標を達成するための手段を考える工程を枝分かれさせながら細かく行うことで、全体的な達成手段を発想する手法

系統図法

系統図法とは?

 着眼点で枝分かれさせながら考えていくことで、問題解決の手段・方策を得たり、改善対象の中身を明確化することを目的とした手法。

デザイン目標を達成するための手段を考える工程を枝分かれさせながら細かく行うことで、全体的な達成手段を発想する手法

系統図法のステップ

STEP 0

 予めデザイン目標を設定する。この際、デザイン目標を「〜を〜するためには」という表現にする。更に、目的に関する制約事項を明記する。

予めデザイン目標を設定する。この際、デザイン目標を「〜を〜するためには」という表現にする。更に、目的に関する制約事項を明記する。

STEP 1

 目的を達するために必要な関連するデザイン要素を抽出し、これらを一次手段としてカードに黒字で記入する。

目的を達するために必要な関連するデザイン要素を抽出し、これらを一次手段としてカードに黒字で記入する。

STEP 2

 模造紙の上に、目的を左端中央に配置する。その右側の上下に一次手段を配置し、仮線でつなぐ。

模造紙の上に、目的を左端中央に配置する。その右側の上下に一次手段を配置し、仮線でつなぐ。

STEP 3

 目標達成に必要な一次手段を抽出した後、同様にそれらを達成する為に必要な二次手段、三次手段を抽出し、右側に配置していく。上位/下位の手段に目的/手段の関係をもたせながら、実施可能レベルの手段に至るまで多段展開していく。

目標達成に必要な一次手段を抽出した後、同様にそれらを達成する為に必要な二次手段、三次手段を抽出し、右側に配置していく。上位/下位の手段に目的/手段の関係をもたせながら、実施可能レベルの手段に至るまで多段展開していく。

POINTS

  • 目的をカードに表現する際には、誰もがその意図するところを正確に理解できるように簡潔に表現する必要がある。
  • 目的が決定した時点で、何の為にその目的をとりあげたのかという上位の目的を確認し、解決したい問題点などを正確に理解しておく必要がある。
系統図法point

まとめ

 STEP 0 予めデザイン目標を設定する。この際、デザイン目標を「〜を〜するためには」という表現にする。更に、目的に関する制約事項を明記する。

 STEP 1 目的を達するために必要な関連するデザイン要素を抽出し、これらを一次手段としてカードに黒字で記入する。

 STEP 2 模造紙の上に、目的を左端中央に配置する。その右側の上下に一次手段を配置し、仮線でつなぐ。

 STEP 3 目標達成に必要な一次手段を抽出した後、同様にそれらを達成する為に必要な二次手段、三次手段を抽出し、右側に配置していく。上位/下位の手段に目的/手段の関係をもたせながら、実施可能レベルの手段に至るまで多段展開していく。

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