022 属性列挙法

 デザイン対象に対する性格や特徴などの属性をすべて列挙し、それらの属性を変化させることで、新たなアイディアを発想する手法

属性列挙法

属性列挙法とは?

 製品開発(改良・改善)などの技術的な問題におけるアイディアの発想を目的とした手法。属性列挙法は、対象となる課題製品の属性(性格や特徴)をすべて列挙し、そのそれぞれを検討することで、改良・改善における多様なアイディアを発想することができる。

デザイン対象に対する性格や特徴などの属性をすべて列挙し、それらの属性を変化させることで、新たなアイディアを発想する手法

属性列挙法のステップ

STEP 0

 予めデザイン対象を設定する。

予めデザイン対象を設定する。

STEP 1

 デザイン対象を分析し、直接的属性(素材、形態、仕様、機能など)や間接的属性(歴史、意味、イメージなど)を思いつくままに列挙する。挙げられた属性について内容の矛盾や重複がないか検討して整理し、すべての属性を紙に記入する。

デザイン対象を分析し、直接的属性(素材、形態、仕様、機能など)や間接的属性(歴史、意味、イメージなど)を思いつくままに列挙する。挙げられた属性について内容の矛盾や重複がないか検討して整理し、すべての属性を紙に記入する。

STEP 2

 挙げられた各属性について一項目ずつチェックしていき、その特性を拡大したり、他の機能を付加したりすることから、新たなアイディアを抽出する。デザイン解としてふさわしくない場合には、現実的に可能なアイディアに改良する。

挙げられた各属性について一項目ずつチェックしていき、その特性を拡大したり、他の機能を付加したりすることから、新たなアイディアを抽出する。デザイン解としてふさわしくない場合には、現実的に可能なアイディアに改良する。

POINTS

  • 直接的属性、間接的属性を列挙する際には、属性を名詞、形容詞、動詞の3種類に分けてとらえることが重要。 名詞:素材、製法、商品の各部分など 形容詞:重い、固い、なめらかななど 動詞:走る、回る、削るなど
  • 間接的属性は使う人によって異なる使われ方やイメージを持っていると考えられるので、できるだけ大人数の意見を求め参考にする方がよい。
属性列挙法point

まとめ

 STEP 0 予めデザイン対象を設定する。

 STEP 1 デザイン対象を分析し、直接的属性(素材、形態、仕様、機能など)や間接的属性(歴史、意味、イメージなど)を思いつくままに列挙する。挙げられた属性について内容の矛盾や重複がないか検討して整理し、すべての属性を紙に記入する。

 STEP 2 挙げられた各属性について一項目ずつチェックしていき、その特性を拡大したり、他の機能を付加したりすることから、新たなアイディアを抽出する。デザイン解としてふさわしくない場合には、現実的に可能なアイディアに改良する。

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今すぐこの手法を試して、身に着けよう。

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